受験生の皆様へむけて、電子制御工学科についての、よくある質問をまとめています。

よくある質問

 受験生の皆様に役に立つ情報をQ&A方式でまとめました。また、こちらのページでは電子制御工学科在学生からのメッセージを掲載しています。

Q. 電子制御工学科とはどのような学科ですか?

A.
 ロボットや自動車・家電製品などのシステムを自ら開発できる技術者・研究者を育成する学科です。 システムと聞くと少し難しそうですが、例えばロボットを考えると、ロボットには情報を集める部分・情報を伝える部分・情報を処理する部分・情報を機械的な動きに変える部分があることがわかります。これらを専門的に言えば、それぞれ『計測制御工学』、『電気電子工学』、『情報工学』、『機械工学』ということなります。電子制御工学科では、これら4つの工学分野を中心に多くの知識を学び、それぞれの知識を組み立てて、システムを開発できる人材を育てています.
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Q. 電子制御工学科にはどのような特徴がありますか?

A.
 実践教育を通じて、将来必ず役に立つ構想力・開発力を身につけることが可能になるという特徴があります。 電子制御工学科では,実験・実習・演習などの実習に力を入れています。ノートにとって学んだ理論や知識を実習を通じて体に覚えさせる“実践”こそが重要だと考えています。そして、電子制御工学科では、他の学科とは違い1年生から5年生までに実験の時間が設けられ、実習系の時間数が全専門科目の1/3を占めるまでに多くとられています。さらに、4年生では「システム設計製作(旧カリキュラムにおける実践システム設計)」という科目内で、グループ毎ロボットを作製し、学科内ロボコン(=ロボットコンテスト)を開催しています。これら実習や学科内ロボコンを経験することで、『計測制御工学』、『電気電子工学』、『情報工学』、『機械工学』などの専門分野をつなぎ合わせ、一つのシステムを考えられる人材を育てています。
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Q. 電子制御工学科では多くの専門分野を学ぶため、各専門分野は浅く、中途半端なものになりませんか?

A.
 たしかに、電子制御工学科で学ぶ『計測制御工学』、『電気電子工学』、『情報工学』、『機械工学』を中心とした専門分野の勉強は、それらの専門分野だけを勉強する場合より、どうしても応用的な知識がやや少なくなってしまいます。しかし、世の中の工業製品の大半は、機械の知識だけ、電気の知識だけ、情報の知識だけを使って実現することは困難です。つまり、幅広い知識をもち、これらの知識をつなぎ合わせることができる人材こそが、今の世の中、必要とされています。そして、実は、このような幅広い知識をもち,知識をつなぎ合わせることができる人材は社会では数少なく、社会に出れば即戦力として重宝されています。
 さらに重要なことは、各専門分野を一度は勉強したという経験です。そして、各専門分野について一度は実験・実習・演習などの実習を行ったという体験です。これらの経験や体験がなければ、社会に出た時に必要となった専門分野をゼロから自分で学ぶことになります。これは、皆さんが考えている以上に大変なことです。しかし、これらの経験や体験を一度でもすれば、学んだ知識をもとに勉強すればよいため、比較的簡単にその専門分野を深く勉強することが可能となります。もちろん、在学中に自分が興味をもった専門分野を大学や大学院でさらに深く追求することも容易になります。 各専門分野を単独に勉強する場合と比べ、応用的な内容はやや少なくなりますが、各専門分野を理解し、つなぎ合わせることができる学生を育てるため、電子制御工学科では幅広い専門分野をカリキュラムに組み込んでいます。
 詳しくは学科紹介のページへ  

Q. 電子制御工学科の卒業後の進路はどのようになっていますか?

A.
 進学でいえば、機械系の学科、電気系の学科、情報系の学科などに卒業生は進んでいます。就職についても、機械、輸送機器(自動車)、電力・ガス、運輸、食品など多くの業種に卒業生は就職しています。 電子制御工学科では、『計測制御工学』、『電気電子工学』、『情報工学』、『機械工学』をはじめとする幅広い知識を学ぶことができます。つまり、進学するにしても就職するにしても、色々な学科や色々な業種を目指すことができます。
 詳しくは進路状況のページ

Q. どのような人が電子制御工学科に向いていますか?

A.
 ロボットや自動車・家電製品などのシステムを自ら作ってみたいという「ものづくり」が好きな人が良いかもしれません。 そして、機械、電気、情報などの幅広い勉強ができるので、「ものづくり」が好きでも、実際にどの分野が自分に最適なのかを5年間の在学中に見つけ出したい人にも向いていると思います。
 詳しくは進路状況のページ

Q. 電子制御工学科をもっと知るにはどのようにすればいいですか?

A.
 奈良高専では、7月下旬と8月下旬に体験入学、10月下旬に学校見学・入試説明会を奈良高専で開催しています。 これらのイベント期間、電子制御工学科においてもデモや展示を行っています。 また、デモや展示は電子制御工学科の学生に手助けをしてもらっています。 これらのイベントに参加して、実際に近い授業の内容を体験し、現役の学生からの話を聞いてもらえれば学科についての理解が深まると思います。 さらに、11月上旬には高専祭もあります。高専祭では学科展もありますので、学科のことを学んでもらうことも可能です。もちろん、入試係を通じて連絡をもらえれば、学科について説明することも可能です。他にも、10月中旬から12月中旬にかけて、入試説明会が近畿の各地で行われています。
 詳しくは、奈良高専のページ

Q. 電子制御工学科の学生になるためにはどのようにすればいいですか?

A.
 奈良高専のホームページにある学生募集要領にある受験資格をもっている場合は、電子制御工学科を志望学科とし、「推薦による特別選抜」と「学力による選抜」の少なくとも一つに合格すれば入学できる可能性があります。さらに、編入学学生募集要項にある受験資格をもっている場合は、電子制御工学科を志望学科とし、編入学試験に合格すれば入学できる可能性があります。
 詳しくは、それぞれの募集要領をご覧下さい。

令和6年度学生募集要項
令和6年度学生募集要項はこちら
推薦による特別選抜(検査日:令和6年 1月20日(土))」に対する出願受付期間は、令和6年 1月 5日(金)~ 1月12日(金)となっています。
 「学力による選抜(検査日:令和6年 2月11日(日))」に対する出願受付期間は、令和6年 1月24日(水)~ 1月30日(火)となっています。詳細はこちらから。